岡山医療問題研究会では、これまでさまざまな事件を解決してきました。
そのうち、いくつかの事例をご紹介します。
(随時更新中!)
1 | 症例 | 分娩後出血が継続したため心肺停止し、その後母体死亡した。 |
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手続 | 示談交渉 |
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結果 | 平成25年4月示談成立(示談金額3300万円) |
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コメント | 剖検結果などから臨床的羊水塞栓の可能性が指摘され、結果回避の可能性が争点となったケース。 |
1 | 症例 | 尿路感染症に対する抗生剤投与を怠り敗血症から死亡した。 |
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手続 | 訴訟 |
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結果 | 平成26年6月和解(和解金額2000万円) |
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コメント | 抗生剤投与を開始すべき時期、投与すべき抗生剤の選択、敗血症発症前から状態が悪い患者の死亡結果の回避可能性が争点となったケース。 |
1 | 症例 | 健康診断で大腸の内視鏡検査を行ったところ、ポリープが発見されたため、切除術を受けたところ、消化管穿孔・腹膜炎を起こした。 |
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手続 | 示談交渉 |
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結果 | 平成25年6月示談成立(示談金額210万円) |
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コメント | のべ35日間の入院と、6か月間の人工肛門による生活を余儀なくされたが、後遺症は残らなかった。 |
1 | 症例 | 精巣腫瘍のため睾丸摘出術を行ったが、後腹膜リンパ節に転移があり、後腹膜リンパ節郭清術を実施したところ、射精障害が残った。 |
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手続 | 訴訟 |
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結果 | 平成26年2月裁判上の和解(和解金80万円) |
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コメント | 鑑定で、腫瘍マーカーでの検査は遅きに失したが、より早い時期に実施していても転移が防げたといえるかは困難、とされた。 |
1 | 症例 | 大腿骨頚部骨折に対する整復手術後の抜釘術後に、医師が重要な説明・指示をしなかったため、翌日、旧骨折部の近くの大腿骨を骨折した。 |
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手続 | 示談交渉 |
3 |
結果 | 平成26年2月示談成立(示談金額800万円) |
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コメント | 医師の説明義務の有無、内容が争点となったケース。 |
1 | 症例 | 腰椎すべり症の治療として前方固定術を受けた際に、手術予定部位ではない他の健全な部位の椎体間を固定してしまった。 |
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手続 | 訴訟 |
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結果 | 平成26年5月裁判上の和解(和解金額400万円、病院長の謝罪文) |
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コメント | 手術予定部位と隣接部位の2か所を固定されたことが後遺障害と評価できるかどうかが争われたケース。 |