医療事件の法的解決について、当会では通常つぎのようなステップを踏んでいきます。
ご参考までに、弁護士報酬と調査・裁判などに関わる費用を掲載しています。
ただし、費用はケースにより異なりますので、詳しくは担当弁護士にお尋ねください。
<第1ステップ>
1.相談申込みは、調査カードに記入して、当会に郵送またはファクスしてください。
調査カードは、相談お申込みからダウンロードするか電話でお取り寄せいただけます。
2.相談は担当弁護士から相談者へ連絡して打ち合わせ、日時・場所決めます。申込みから相談までは普通1か月位ですが、3か月位かかる場合もあります。
3.相談の結果、さらに法的責任追及を検討するときは、担当弁護士と委任契約を結び、弁護士の仕事の範囲、費用等を決めます。
<第2ステップ>
1.医療過誤の法的責任追及の可否を判断するため、必要な資料・証拠を収集します。
2.医療者にカルテ等の改ざんのおそれがある時は、裁判所によるカルテ等の証拠の保全を行います。
※調査にかかる費用については、下記の費用の目安をご覧ください。
<第3ステップ>
1.機関仲介型の交渉としては、簡易裁判所での調停・弁護士会での仲裁手続などがあります。
2.裁判は三審制をとっているため、一審で終わらないことがあります。
当会では相談、調査、法的手続等に要する費用について統一的な基準を設けているわけではありませんが、会の目的からして依頼者の過大な負担とならないよう心掛けています。
費用の一応の目安としては、次のとおりです。
1 弁護士費用(税込)
*ただし、難易度に応じて増額になる場合があります。詳しくは、依頼される弁護士へお尋ねください。
1 | 相談 | 1時間1万1000円 |
2 | 調査・証拠収集 |
11万円~33万円(ただし、証拠保全手続を取った時は33万円) |
3 | 交渉、調停、訴訟 |
①着手金 請求する額の5.5~8.8%(ただし、下限は22万円) ②成功報酬 得られた利益の11~17.6% |
2 実費
1 | 訴訟申立費用 | 1千万円なら5万円、1億円なら32万円(請求額により決まります) |
2 | 裁判所による鑑定 |
30万円~50万円 |
3 | 協力医謝礼 |
3万円~50万円(関与の度合い、書面作成の有無等で異なる) |
4 |
その他 |
通信費、交通費等が必要になります |